寄生すると共生の境

支え合う。
 
自然会にも支え合うって事があります。
藤って植物知っていますか?

藤の種です。
藤はツル植物で、他の木に寄生する形で成長します。
よく見る藤棚は、この寄生する対象の代わりに、人間が作った棚に寄生している藤です。
最近、藤が増えているのをご存知ですか。
特に住宅地の近くの林で繁殖しています。
 
もともと日本の森は日本人が作った人工の森がほとんどだと言われています。
日本人は、長い年月をかけて、森と共生するために森を整備し続けてきたのですね。
しかし、昔は燃料に使うなどで整備してきた森を、だれも整備しなくなりました。
一度手をかけた森は、手放したからといって天然に戻るわけではありません。
藤の繁殖も人が手放したためだと思われます。
もともと、ツル植物は人間の手によって利用されてきました。
柔軟な幹を使って道具を作っていたのです。
そのため大量繁殖する事は無く調整されてきました。
それが利用される事が無くなったので大量に繁殖し、他の木を枯らしてしまう事もある状態となっています。
 
本当の天然の森の状態では、藤も抑制される様々な要因があるのですが、中途半端に手放された森では繁殖してしまいます。
天然の森では、おそらく藤は他の木と共生関係を保つと思われます。
すると一本の木では台風などの強い風で倒れてしまうような木も、藤が枝を伸ばす事で補強され倒れない。
いい共生関係が保たれます。
柔軟性のある藤の幹が絡みある事で、強風でもポッキリいかない訳ですね。
 
しかし、いったん共生関係が崩れると寄生となり宿主の木を枯らしてしまいます。
私の家の近くにもそのような林があります。
宿主の木が枯れ倒れたために背のひくに藤だけの林となっています。
これ以上成長する事のない醜い林になってしまっています。
 
我々人間も、共生していく、コラボする事は非常に大切です。
しかし、これが寄生になると醜い状態となります。
寄生にならない様に共生する。
この間の微妙な関係が大切ですね。

Follow me!