日本は世界一の金属資源国を読んで思った事

日本は資源の乏しい国だと思っていますよね。
私もそう思っています。
ところが、日本の資源は将来的に見ると世界でもまれに見る資源国という話が最近話題になっています。
メタンハイドレードもその一つ。
日本の自家用車がメタンを使った内燃機関や燃料電池になるのも時間の問題かもしれません。
更に、石油しげんでさえ海底での埋蔵量はかなりのものではないかとの調査が最近上がってきていますね。
 
そんな明るい話題の先駆けとなったのが幾つかの本です。
その中の一冊が「日本は世界一の金属資源大国」です。

東京財団の研究員でいらっしゃる著者の平沼光さんが、外交・安全保障・資源エネルギーのプロとして書かれた本です。
 
この著書の中で、平沼さんは日本には三つの大きな鉱山があるとおっしゃっておられます。
一つは都市鉱山。
もう一つは海底鉱床です。
最後に、海の水そのものに含まれる金属です。
 
都市鉱山は言ってみれば廃棄物の再生により掘出される金属資源です。
多くは使い古し廃棄された電気製品から抽出する事ができます。
電気製品には大量の金や銅が使われています。
金は、金属の多さまです。
それは、輝くき価格が高いからではなく、導電率や耐腐食性などの特性を持っているからです。
非常に安定した金属で、腐食されにくく電気を通しやすく柔らかい。
一原子分子まで延ばす事が可能なため、非常に薄くする事ができます。
この様な特性から、古くは電子機器の基盤や半導体の配線に使われてきたのです。
微量な電流しか流れない接点や配線等は金メッキが使われています。
 
この様な電子機器も寿命を迎えると廃棄され、ゴミになります。
我々一般消費者は、お金を払って回収してもらっています。
ところが、これらのゴミから金や銅などの希少金属が採取できると言う事なのです。
 
もう一つが海底鉱床です。
火山列島の日本。
周りには海底プレートが重なり合ういわゆる海溝が多く存在しています。
この海溝から少し離れた所には海底熱水鉱床が多く分布している事がわかっています。
近からわき出す様々な資源を含んだ温泉と言ったらいいものでしょうか。
この鉱床は、銅、鉛、亜鉛、金、銀、ガリウム、ゲルマニュウム、テルル、セレンなどの貴重な金属が含まれているのです。
更に、コバルト・リッチ・クラストと呼ばれる海底にある皮殻状に覆う鉄マンガンの鉱床が存在すると言うのです。
このコバルト・リッチ・クラストと呼ばれる鉱床は、マンガンだけでなく多くの希少金属を含んでいることがわかっているそうです。
この海底2000m〜4000mに存在する鉱物資源を低コストで採掘する技術が確立されれば、日本は資源輸出国となるほどの資源大国となる事ができると言う事です。
 
さらにはもう一つ凄い資源がありました。
それが海の水です。
海水に含まれるミネラル分の中には様々な希少金属が含まれているとの事です。
電池で必要不可欠なリチウムはなんと地上埋蔵量が1400万トンであるにもかかわらず、海水には2000億トン埋蔵されているというのです。
いや、桁違いどころの騒ぎではありません。
 
もちろん、これらは在るよって話だけです。
今はまだ実用化に至っているわけでは在りません。
問題はコストです。
海底での採掘は費用がかかるため実用化に至っていないのです。
ただ、コスト面での問題を解決するか、コストが見合うぐらいにレアメタルの価格が高騰すれば実用化する事は可能な様です。
 
将来を悲観しないで、税金が無くなる事を夢見てがんばっていきましょうw
Posted from するぷろ for iPhone

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